なんなのこいつ。
信じられない
「香山さん!!行きましょう!!これお勘定ですッ!!!」
もう何かどうでも良くなってそう言って荒々しく団子屋の子にお勘定を渡して団子屋をでようとしたけど…
「おい、待てよ。」
壬生狼の私を笑った奴がギュッと私の腕を握り引き止める引き止める
「なんですかっ!?これ以上、あなたにからかわれるのは時間の……って、何をなさってるのですか...?」
その男は私の怪我をしていた部分に手ぬぐいをまき、泥で汚れた顔を拭いてくれる。
「ほらよ。帰ったらちゃんと洗って顔の泥もちゃんと落とせよ。」
「あ、ありがとうございます…。」
なんだ、嫌な奴と思ったけど案外いいところあるじゃない。
そう思って慌てて頭をさげようとするが

