それから二週間がたち、私は高杉さん宛ての文を書くため墨をすろうとしたのだが、さっきからその墨が見当たらない。



「あれ?確か此処に入れといたのだけど…」



今日は、身体がとてつもなくだるくて、頭もズキズキ痛む。
出来るだけ、外出は控えたかったが仕方がない。





「買いにいきますか…。」



高杉さん宛の文を今日中に出したいし、丁度、食材もなくなったしね。


私は急いで支度をすると、市へと向かった。