「お待たせー…待った?」
「ううん、ぜんぜ…」
「待ったよ」
私達が買い物を終えてから15分位してから、
大きな買い物袋を持った凛ちゃんが戻って来た。
私は待った感じではなかったのに、栄兄ちゃんは大分待たされたと言わんばかりに言う。
でも凛ちゃんが謝っても別にひどく怒ってはいない様子。
子供っぽい栄兄ちゃんが、少し成長した子供に見える。
普段なら怒鳴り散らすから。
「どうする?帰るか?」
「ああ」
こうして帰宅の途に…って再入場スタンプの意味なかったじゃない!
やられた事に余計にイライラする。何が念の為なの?
帰りも同じような席順で。最初に降りるのは凛ちゃんだったとは言え、
栄兄ちゃんは頑(かたくな)に助手席を譲らなかったし、
私は尋の隣が嫌だった。
「ううん、ぜんぜ…」
「待ったよ」
私達が買い物を終えてから15分位してから、
大きな買い物袋を持った凛ちゃんが戻って来た。
私は待った感じではなかったのに、栄兄ちゃんは大分待たされたと言わんばかりに言う。
でも凛ちゃんが謝っても別にひどく怒ってはいない様子。
子供っぽい栄兄ちゃんが、少し成長した子供に見える。
普段なら怒鳴り散らすから。
「どうする?帰るか?」
「ああ」
こうして帰宅の途に…って再入場スタンプの意味なかったじゃない!
やられた事に余計にイライラする。何が念の為なの?
帰りも同じような席順で。最初に降りるのは凛ちゃんだったとは言え、
栄兄ちゃんは頑(かたくな)に助手席を譲らなかったし、
私は尋の隣が嫌だった。


