ライトグリーン・スカイ

最悪な事だけは重なり、出口まで合流する事なく。

最後まで私は尋と2人きりの状態に。

出口から入口を見てれば、来た時程ではないけど出入りは激しい。

本当にこの水族館は大人気だなあ…と呑気に思いながらそれを見て、

ふと目に入った視線の先にはスタンプ台。近寄って見ると、

「再入場の証明になるみたいだね。念の為に押しておこっか?」

1人だけの世界に浸っていると、突然尋の声。

また邪魔する気?どっか行って。そう考えて、無言で訴える。

しかし気付けば、私の手の甲には何かを押される感触がした。何か跡をつけられている?

「これで良し、と」

「なっ……勝手に!?」

「拒否しなかった木葉が悪い」

「何それ!?」

勝手に再入場のスタンプを押されていて、その上私が拒否しなかったからって…