眠くなりそうなのを堪えて、置いた携帯を手に取る。
そういえば尋に返事を送ろうとして、そのままにしていたのを忘れていた。
『件名:
絶対に嫌!
思い出作りは尋以外とするんだから』
送信ボタンを押し、“送信完了”の文字を確認すると、
安心してしまい、眠気に耐え切れずにそのまま眠りに落ちていった。
*
目を覚ました時には、スズメが何羽か鳴いていた。
カーテン越しに見る外も、明るくなっている。
結局朝まで寝てしまったのかと、自分に呆れる。
眠気覚ましにとりあえずシャワーだけは浴びた。
どうやらまだ誰も起きていないようで、カーテンと窓を開ければ夏でも少し冷える空気が頬をさす。
今日も良い天気になりそうだ。
台所のテーブルには長方形の袋が置いてあった。
そういえば尋に返事を送ろうとして、そのままにしていたのを忘れていた。
『件名:
絶対に嫌!
思い出作りは尋以外とするんだから』
送信ボタンを押し、“送信完了”の文字を確認すると、
安心してしまい、眠気に耐え切れずにそのまま眠りに落ちていった。
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目を覚ました時には、スズメが何羽か鳴いていた。
カーテン越しに見る外も、明るくなっている。
結局朝まで寝てしまったのかと、自分に呆れる。
眠気覚ましにとりあえずシャワーだけは浴びた。
どうやらまだ誰も起きていないようで、カーテンと窓を開ければ夏でも少し冷える空気が頬をさす。
今日も良い天気になりそうだ。
台所のテーブルには長方形の袋が置いてあった。


