ライトグリーン・スカイ

尋の話の続きが気になったけれど、空腹には勝てない。

言われるがままに下へと降りて朝食を。何時もよりそれは賑やかだった。

“誕生日おめでとう”とお父さんと伯父さん以外からは祝ってくれた。

そしてそのお父さん達は何事もなかったかのように相変わらず。

ただ二日酔からなのか顔色が悪い。どれだけ飲んだと言うのだろう?

丁度隣に座った尋が小声でボソリと囁いた。

「続きはまた後で、ね?」

そりゃそうだ。今はご飯を食べなきゃならないんだから。

にしても、本当に尋はあの時何を言おうとしたんだろう。また私をからかう言葉?

朝ご飯も終わり思い思いの時間をそれぞれ過ごす。

お母さんと伯母さんは後片付け。私が手伝う事はないという。

お父さんと伯父さんは話しながらテレビを見ている。

2階へ戻ればお兄ちゃんと栄兄ちゃんの楽しそうな笑い声。

暖かく穏やかな時間。