ライトグリーン・スカイ

「ならどうして…っ」

「何か放っておけないから。1つ聞かせてくれない?」

嫌いだと分かっている相手にどうして構うのか。私には理解出来ない。

放っておけないから?放っておけば良いものを。

相変わらず穏やかなまま。どうすれば此処まで平静でいられるのか?

……ん?“聞きたい事”?何なのだろう。

「聞きたい事?」

「うん。まだ僕が嘘を吐く人間だって思ってる?」

頷いた。ほぼ即答。だって私は本気で信じていたのにショックだった。

あれは小さな時の話。まだ尋と仲が良かった頃。

遠くへ行ってしまう尋と文通をしようと言う事になって、

文通を開始した時の出来事。一生とまではいかなくても、忘れられない話。