初めてだった。 こんなにも欲しいと思ったのは。 初めは遠くで見ているだけで十分だった。 けど、近くで見ている内に欲しいと願ってしまった。 「ああ、もう」 頬を伝う冷たい何か。 それはどこへ行くこともなく。 ただ、下へ落ちて行く。