「ねぇ?何か聞こえない?」 どうやっていじめようかと考えていると若菜が急にそんなことを言ってきた。 どーしたんだろ? 急に。 よく見ると不安そうに眉を下げて、額からツーと汗が垂れている若菜。 次に周りを見てみる。 所々、割れてるガラスの窓に、張り巡らされた蜘蛛の巣。 黒ずんだ白い壁に、床にしかれたボロボロのレッドカーペット。 ああ、ここ雰囲気あるから若菜怖いんだ。 若菜はお化けが苦手だ。 これも可愛いとこの一つ。