それから、約一時間。 こうして此処に突っ立ったままのあたしは、 随分未練がある、しつこい女なんだろう。 こういうときには、涙雨が降って 慰めてくれるはずなんだけどね。 そんな、現実に似合わない雨は無いみたい。 だけど、恋人は永くとも二ヶ月だった。 そんなあたしが、彼と恋をして 三年間も持つなんて。 想いもよらなかったけど、 今回の出来事は、更に予想外。