ねえ。【短】

ちょうどケーキを食べ終えココアを飲み終えると、


瑠伊が不意にわたしをみつめてきた。



そんなにじーっと見られると赤くなってしまう。



でも、チラッと視線を向けると合ってしまい、

瑠伊はふっと笑った。



「どっか出掛けに行く?古本屋とか。」



わたしは内心、驚いていた。



ピエタでよく古本屋巡りをすると言っていたことを覚えていてくれたのだ。


それだけで、嬉しくなった。



自然に口角が持ち上がる。



「うん、行くっ!」