そんな私の顔をじっと見つめてくる颯ちゃん。 何もかも見透かすような鋭い視線に、目を反らした。 その後はずっと無言で歩いていた。 私はまさかキスの事を颯ちゃんが謝ってくるとは思わなかったから、正直驚いた。 でも‥ 謝るって事はやっぱり気紛れなのかな‥ ダメだ‥‥泣きそう でも隣に颯ちゃんいるから泣いちゃダメ‥! 私は何とか必死に涙をこらえて電車に乗った。 早く学校についてっ‥! 私はそう願いながらずっと下を向いていた。