「‥ちょっとだけ‥いいかな?」 私がそう聞くと 「‥あぁ」 純は眉を下げ、悲しそうな顔をしながら返事をした。 「‥‥屋上行くか?」 その問い掛けに私はこくりと頷いた。 屋上に行くまでの間、いつものような雰囲気は無く、気まずい雰囲気が流れていた。 私は純の3歩後ろを黙ってあるいていた。