私はそんな草野を無視して、自分の席に座った。 机に書かれた落書きなんて関係ないし。 「アユ、おは……!!?どうしたんだよ、この机!!?」 シィが私の机を見て、私以上に驚いている。 この時間になると、だんだん教室には生徒が集まってくる。 「これ、何だよ!!」 シィが怒鳴るように私に聞く。 シィのこんな姿初めて見た。 意外だな……。