「何でも、ないよ……」 私は、ウソをついた。 あんまり、心配なんてかけれないし。 今日は保健体育があった。 ふたり1組で行う授業だった。 「蜂谷さん、私と組もうよ!!」 そう言って、私に声をかけたのは草野さんだった。 草野優子。 今日の朝、私とシィに話しかけてきて、私を睨んだ人。