次に目を開けた時には、もう人間の世界にはいなかった。 と思う。 真っ白な世界で、どこを見ても白が広がっている。 そんな白が、眩しすぎて目が痛い。 「やっと起きたんですね。おはようごさいます」 ふと、私の目の前に人?が現れた。 ここはまだ、人間の世界なの? 「僕、ユキって言います」 状況の全然掴めないまま、自己紹介する男の子。