あっという間に春休みに入った。 輝とは何気なく、いまだに続いてる。 輝からデートに誘われたら行く。 基本私は何もしない。 だから、春休みなんてあっという間だった。 でも春休み最終日。 「穂香、別れよう…」 「…そう」 輝に別れを告げられた。 なんとも思わない。 だって、本気で好きになれないから。 「…穂香」 「なに?」 どうして輝が振るのに傷ついた顔するのよ。