部屋の柱にくくりつけてある時計をみると、昼の12時になる頃だった。
「教材研究部の郵便物、間違って総務に届いたんでぇ、置きにきましたぁ」
大きな音を立ててドアを開け、教材研究部の部屋に入りこんできた。
今日は肩まで伸びた栗毛を内巻きカールにして、ふるゆわのピンクのカーディガンに白いブラウス、えんじのプリーツスカート、白いお花がついたエナメルのパンプスか。
いかにも男ウケしそうな洋服ばっかり着こんでいるのは、わたしより一つ年下、総務部の姫川だった。
「教材研究部の郵便物、間違って総務に届いたんでぇ、置きにきましたぁ」
大きな音を立ててドアを開け、教材研究部の部屋に入りこんできた。
今日は肩まで伸びた栗毛を内巻きカールにして、ふるゆわのピンクのカーディガンに白いブラウス、えんじのプリーツスカート、白いお花がついたエナメルのパンプスか。
いかにも男ウケしそうな洋服ばっかり着こんでいるのは、わたしより一つ年下、総務部の姫川だった。

