季節はもう、夏から秋に変わろうとしている。
 
 
 
「えー、今日は学校祭の出し物を決めたいと思う。」
 
 
 
学校祭か…。
 
 
もうそんな季節なんだな。
 
 
 
「クラスの出し物について何か意見のある人は居ないか?」
 
 
 
「はーい!」
 
 
手をあげたのは高橋だった。
 
 
 
「私はメイド喫茶と執事喫茶が良いと思います!」
 
 
 
「私もやってみたい!」
 
「俺もそれに賛成!」
 
「俺も!」
 
「私も!」
 
 
 
「あー、じゃあ賛成意見が多数あるから決定で良いか?」
 
 
 
…おい……待てよ!
 
 
俺は冗談じゃねぇぞ…!
 
 
 
「決定で良いでーす!」
 
 
 
まじで…!?