どれくらい目を閉じてるだろう。



頭のなかはこんなにぐるぐる考えられるのに、全く身体が起きてくれない。金縛りにあってるようなそれに近い感覚。



喉乾いたなぁ。



でももう起き上がれないかもなぁ。



意地張らないで雅巳君にメールを送れば良かったなぁ。



帰るの早いよって



まだ一緒にいたいって



伝えれば良かった。このまま私が死んでしまえば彼ともう触れることは出来ないんだ。







こんな終わり方は望んでいないのに。




雅巳君。





雅巳君。





雅巳君。









この声が届くのなら、溢れるばかりの笑顔と愛情を君に注ぐよ。




その拒む目は、どう私を捉えるかな。