焼いてる間にソースも作っちゃお!
ガチャッ
後ろでリビングのドアが
開く音がした。
「誰だったのー?」
ソース作りに夢中で
振り向かずに聞く。
「……」
あれ?
返事がない。
「ねえ、お母さん?…ってきゃあっ!」
くるっと振り向くと
目の前に人の顔。
「だっだだだだ誰っ!?」
離れてその人を見て、
心臓が止まるかと思った。
「う…そ…」
栗色の髪の毛に
ぱっちりした目。
そして筋の通った鼻。
成瀬大和!?!?
「うわっうまそー。
お前料理上手なんだな」
大和くんとの距離、
約15センチ。
やばいです。
やばいっす。
「なに見てんの?」
「……あ」
いけない。
思わず見とれちゃった。
