秘密の王子さま☆







焼いてる間にソースも作っちゃお!




ガチャッ


後ろでリビングのドアが
開く音がした。



「誰だったのー?」



ソース作りに夢中で
振り向かずに聞く。




「……」




あれ?
返事がない。




「ねえ、お母さん?…ってきゃあっ!」



くるっと振り向くと
目の前に人の顔。



「だっだだだだ誰っ!?」



離れてその人を見て、
心臓が止まるかと思った。




「う…そ…」




栗色の髪の毛に

ぱっちりした目。

そして筋の通った鼻。





成瀬大和!?!?




「うわっうまそー。
お前料理上手なんだな」




大和くんとの距離、
約15センチ。




やばいです。

やばいっす。




「なに見てんの?」


「……あ」



いけない。
思わず見とれちゃった。