帰り道。


「腹減ったぁ」


「私もー」


という2人の提案でファミレスでご飯を食べることになった。


「暑いねー」


もう夕方なのにうだるような暑さ。


「海とかいきてー」


「今年は無理だね」


それぞれ会話をしながら歩く。


カバンを持ち直して・・・あれ?


カバンにぶら下げていたお守りがない。


キョロキョロ地面を探す。


「どうした?」


陽人に聞かれた。


「お守りがないの」


後ろを振り返って地面をよく見ると、何かピンクのが落ちてる。


「あ、あれかも」


走って戻った。


やっぱりお守りだった。よかった・・・。


「澪!!」


陽人の声が聞こえた。


振り向こうとしたら目の前に車が・・・。


大きな衝撃と共にあたしの意識はなくなった。