「さて…教室戻りましょうか?」

『あぁ…』

俺と花蓮は屋上を出り、
1ーAと書かれた
教室の中に入った。

ガラガラ〜

俺が教室に入った瞬間
教室が静かになった。

まぁそうだよな。

「豹芽くんの席はあそこですよ!」

花蓮に案内された場所は
窓側の一番後ろだった。

じゃあ、花蓮が前か…

俺と花蓮は席についた。
俺の隣は何故か男だった。

しかも、その男は寝ていた。

花蓮の隣は女だった。

「豹芽くん。この子は佐伯 結依 (サエキ ユイ)だよ。私の中学からの友達なの‼」

と、花蓮の隣の女を紹介した。

「よろしくねぇ♪」

結依は花蓮とは
真逆で綺麗系だった。

バシッ

「いってっ‼」

結依が俺の隣の男を
叩いた。

「こいつは、瀧川 秀俊 (タキガワ ヒデト)だよ。こいつも中学からの友達なの。まぁバカだけど友達になってやって。」

と、結依が紹介した。

「おっ♪美男発見♪よろしくなっ」

『よろしく。俺は冴島 豹芽』

「じゃ豹芽って呼ぶから、結依でいいよ」

『わかった』

「俺も秀俊でいいよっ‼」

『おぅっ』

「じゃぁ私も豹芽って呼ぶから、花蓮でいいですよっ」

『わかった』