「本当、何十年ぶりかしら(笑)」 「そ・・・そうだね(苦笑)」 とりあえず、カフェに入りお互いの十数年間を語り始めた2人。どうして転校したのか、なぜそんな姿をしているのか、それも含めて・・・ 「え・・・」 「あれ?先輩~どうしたんですか?」 後輩とともにそのカフェの近くを通っていた文子の視界に2人が写ってしまった。 “西澤が他の女性といる・・・” 文子の中で、怒りと悲しみ、疑いの気持ちが渦巻いていく・・・