その頃・・・


「はじめまして、安西文子の兄です。妹がお世話になっています。今日なのですが・・・」


創輔は、文子の会社に電話で休むことを伝えていた・・・。

文子にはとことん甘い創輔。そして、文子のことになると周りが見えなくなる創輔。その行動が、シスコンの領域に達するのではないかと思えるくらいのもの。文子が心配していたのは、その創輔の行動だった・・・。