その頃、ドアを隔てた文子の部屋では・・・ 「創・・・やっと認めたか(笑)」 由美子はそういいながら、文子におかゆを食べさせていた。 「創・・・輔・・・兄さん・・・」 熱にうなされながらも、言葉を口にする文子。その眼はうつろで涙が浮かんでいたが、微笑むかのように優しくうれしそうな眼だった・・・。