翌朝

「おはよう。」
「おはようございます(笑)」

爆発したような寝癖を直さず、寝起きのままキッチンにやってきた西澤を、文子は笑顔で迎える。今日の朝ごはんは、文子お手製のクラブサンドにグリーンサラダ。それとコーヒー。西澤は、文子の手元で出来上がっていくクラブサンドを見つめる。その眼は、子供のようなきらきらした目だった。