午前10時

文子は、自分のデスクで企画書を作成していた。仕事は仕事、恋愛は恋愛と会社に入るなりスイッチを切り替えた文子。黙々と仕事をこなしていく・・・


その頃、西澤は一つの小説を脱稿し、出版社の原稿募集のサイトにメールで原稿を送っていた。


「さ、少し休憩しよう。」


西澤はそうつぶやくと、ベットに横になりながらゆっくりと目を閉じる。



「早く文子さんと一緒に暮らしたいな…。」



とつぶやきながら・・・


そして、携帯を手にとってどこかに電話をかけ始めた。