「ど・・・どこか行きたい所あり・・・ますか?」 いつもと雰囲気が違う文子に、西澤はドキドキしながらそう尋ねる。文子は「に、西澤さんのおすすめで・・・。」と照れながら話した。 「じゃ、じゃ~・・・」 西澤は、文子の右手をしっかり握りながら人ごみを進んでいく。何分、何十分と歩き、今度は電車に・・・。