break-friend


初めて、1人で

美代ちゃん家に
泊まりに行った時の事


今でも
忘れられないなぁ…。




「お邪魔しま-す!!」



『あら、よく来たねぇ。
聖哉君えらいねぇ。』



「ぅん!」



美代ちゃん、俺の為に

沢山の料理を作って
待っててくれたね。



中でも、美代ちゃんの
作るシチューは1番
最高だった。




『聖哉君。美味しい?』



「最高!うまい!」



『良かった!
沢山食べてね!』




「うん!」




当時、5歳だった俺は
この時から

“大好きな食べ物は?”

って、聞かれると


“シチュー”

と答える様になった。