「お先に失礼します!」 事務所にいた職員に 挨拶をすると 俺は、事務所から 少し離れた更衣室に 真っ先に向かった。 ホーム上の客を 両手で掻き分けながら まるで、何者かに 追われているかの如く 何しろ必死に走った。 【美代ちゃん…生きろ… 生きろ!生きろ!!!!】