break-friend


手紙を読んだ後

聖哉は、手紙を握りしめ

主任の前で号泣した。


【ごめんね…。

伝える言葉が

見つからないや…


どんな言葉を

伝えたらいいの…


俺の1番の

良き理解者だった妻…

産まれてきてくれた

颯斗…


この手で、ろくに

抱く事も出来ずに…


そんな俺が…

そんな俺が…

どんな言葉で謝ったら

いいのか答えられる人…

誰か居ますか…。

居たら教えて下さい…


ただただ謝る事しか

出来ない情けない

俺の姿を…


君達は…どんな思いで

見つめるんだろう…。


ごめんね…ごめんね…】