今まで、実の母だと
思っていた育ての母が



異変に気が付いたのか
俺を止めに来た。




『止めて!聖哉!
止めてぇ!!!!』




「うるせえな!!
クソばばぁ!!!!!」



殴ろうと思った時…

母の瞳から…


涙がこぼれ…

その瞳を見た瞬間…




美代ちゃんとの約束が

ふと脳裏をかすめた……




【子供と女性には
手を挙げちゃダメだよ。
聖哉君。約束ね。】




俺が、手を止めた時…



父は…気を失っていた…