あれから何時間たっただろう。 時計を見ると短針が5を指していた。 「もう、5時か。カーテン開けなきゃ。」 泣きすぎて腫れた目をこすりながら カーテンを開けた。 すると、窓の外に由理の姿が見えた。 「え?由理...?」 私は取りあえず玄関に向かった。 ドアを開けると由理が ずかずかと家に入ってきた。 「いや、ちょ...勝手に...。」 「んなこと今はいいから。」 由理はきつい口調で一言いうと 2階の私の部屋に向かっていった。