先生と僕たち私たち

私の声が体育館中に響いた。

菅原が驚きの表情で、立ち上がっている私を見る。

平手打ちをしようとしていた手は拳をつくり、そのまま下へゆっくりと下がった。

「先生がいま殴ったら体罰で騒がれます。だったら――」

男子らの前へと歩く。

そして怒りに任せて一番手前にいた男子の頬を平手打ちした。

「てめぇ!」

「殴ってほしかったんでしょ!私、休み時間に聞いたけど!」

「女がでしゃばんな!」

「うぜーんだよ高木!」

肩を掴まれ、押し倒された。

女子の悲鳴が響く。

「やめろお前ら!おい!」