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本当に人をドロドロに溶かしてしまうのか。 それとも精神を止んで溶かしたように見えたのか。 それとも「溶かしてしまう」というのは「殺してしまう」ということの別の言い方なのか。 いろいろと考えてしまう奥の深い作品でした。 ミステリアスな少女Aは読み終わった後も忘れられません。 改行がうまく使われていると思いました。 6ページの、彼を許せないと思いながら打ち込んでいるであろうシーンは改行が他よりも多くて、心の底からの冷たい怨みや怒りが伝わってきました。 少女Aがあなたの心を掴んで放さない。
大阪と東京の間、そして夏。 これらの内容から 1985年8月12日に発生した、 「日本航空123便墜落事故」を題材にしているように思いました。 この事故では500人以上の乗客のうち、たったの4人しか生存者がいませんでした。 しかしこの作品ではもっと少ない。 切なくて怖くて、そして切迫した空気が伝わってきます。 一瞬にして大勢の人が亡くなったこの事故を忘れてはいけないと私たちに教えてくれて、 そして亡くなった方々を想っている作品です。
優秀賞受賞おめでとうございます。 私たちは障害者から見れば、五体満足で贅沢な健常者。 私は障害者と関わることがほとんど無く、その事を現在の日常では、すっかり忘れていました。 社会に出て役立つ証を取るために検定勉強を必死に頑張るさゆの姿に、心を打たれました。 私たちは何をぬくぬくと生きているんだろう。 車椅子に乗った障害者を私たちは勝手に下に見てしまうけれど、頑張っていない自分達の方が下だな、と思いました。 私たちの苦しみなんて障害者からすれば本当に小さなものだと思う。 もっと頑張らないと、とパワーを貰えました。 そして至るところにある健常者と障害者の壁も考えさせられました。 私たちは障害者に対する勝手な思い込みを捨てなければいけない。 挫けそうになったとき、またこの小説を読みます。
暑さに弱い女の子と、一度野球を諦めかけた男の子の爽やかなラブストーリー。 野球のルールがよく分からない人も読めます。難しい単語などは出てきません。 甘い恋愛ではなく、どちらかというと青春を感じさせます。 夏の恋愛が大好きな私にとっては最高の小説でした。 あとがきを読んで知ったのですが、この小説は著者の処女作。 次回作にも期待です。
沖縄の戦争について書かれています。 小学生の頃から戦争について学ばされ「もう分かってるよ」という人にも改めて読んでほしい。 心に残ったページは22,27,60,84,153ページ。 ひめゆり学徒隊の節でグロテスクな描写があります。 戦争の恐ろしさを知れる場面ですが、グロテスクが本当に苦手だという人は120~122ページに注意してください。 著者の優しさと伝えなくてはいけないことがギュッと詰め込まれた小説です。 この小説を一人でも多くの方が読み「当たり前」が当たり前ではないことを再認識し、小説のタイトルでもある、過去・今・未来の繋がりを感じて欲しいです。
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