その言葉は松山くんに向けられているようだった。 周りの女の子からは歓声が沸き起こったけど、それを無視して松山くんをじっと見る。 「……何ですか」 松山くんが答える。 「宇海のこと、どう思ってんのか知らねぇけど」 蓮くんは一旦言葉を切って、私の肩を抱くと続けて言った。 「宇海は俺の彼女だから」