「……俺が教えてやったからな。そりゃ、受からねぇとな」


蓮くんはふっ、と笑みを浮かべて自信満々な顔でそう言った。


そんな顔もやっぱり様になっててカッコいい蓮くん。



「蓮くんのおかげだよ」


私は笑顔を浮かべてそう言った。


その時、周りにたくさんの女の子達がいるのに気付いた。



「きゃあぁぁあ~~~!!」


それから、甲高い声が聞こえて。



「………え…?」


蓮くんが大勢の女の子に囲まれてしまった。