そして──… 「きゃぁぁぁあ――――!!!」 と私の叫び声が映画館に響き渡ったのは言うまでもない。 「宇海ちゃん、ごめんね。ホラー系苦手だったんだね」 映画を見終えた後、結大さんが申し訳なさそうに謝った。 「いえ!お、もしろかったですから」 私は若干声が裏返りながら言った。 いやー…本当はすごく怖かったんだけど。 「ふっ」 私のそんな様子を見て蓮くんが笑った。