ほ、ホラー映画だなんて… 絶対にムリ。 そう言おうとした時──… ───ギュッ 突然、私の手が握られる。 「──れ、蓮く…」 「大丈夫。俺がいるから」 ……え…? 奏恵はホラー系が好きだからもうすでに結大さんと、楽しそうに映画館へ向かっている。 どっちにしろ、断ることなんて出来ないのかも。 それに………蓮くんがいっしょなら大丈夫かな…?