年上幼なじみに恋をした




奏恵はつーんとしてるし、結大さんには図々しく聞けないし…



私をここに連れて来た蓮くんに聞こう。



私が蓮くんを見ると、



「ちょっと来い」



蓮くんが手招きをしたので、付いて行った。



「結大な、奏恵ちゃんが好きなんだって」



奏恵と結大さんと距離を置いたところで、蓮くんは話し始めた。



「えっ、そうなの!?」



結大さん、行動に移すの早くないですか…?



「宇海の友達だ、て言ったら、協力して、て言うから…。宇海も呼んでほしいって言って」



イヤそうな顔をして話してる蓮くんだけど、なんだかんだ協力してあげてるじゃない…



やっぱ優しい。