駅に着くと見覚えのある人──… 「えっ、奏恵!?」 奏恵だった。 「宇海~…!何回も電話したのに…」 私は慌ててケータイの電源をつけると、朝から着信がたくさん… 「うわぁ、ごめんね!……ところで、今日は何があるの?」 「知らなーい」 奏恵がふてくされたように言った時、 「結大、来た」 蓮くんが改札口の方を見て言った。