あの日の蓮くんは、ちょっとおかしかった。



その理由も知らないまま時間が過ぎる。



気にしててもしょうがないか、なんて思った私は雑誌を手に取り読み始めた。



───コンコン



「……ん?」



私は部屋のドアの方を見た。



お母さんだよね?



「なぁに~?」