「気にすんな、宇海が気付くことはないだろうから──…」



蓮くんはそう言うと自分の部屋に戻って行った。



私はその背中に何も言うことが出来ない。



今日の蓮くんの行動わけわかんない……



でも確かに分かるのは……



私が蓮くんにキスされたことに、ドキドキして胸が苦しくなること……



それでも、私の疑問は膨らむばかりだった──…