───────…… “入学おめでとうパーティー”は無事終わった。 私の大好物な唐揚げと、お母さん手作りプリンをおいしく食べた。 ~♪~、~♪ あっ、電話だ! 見てみると奏恵からだった。 「はい、もしもしっ」 『楽しそうね…』 電話に出ると、いきなり声のトーンを下げる奏恵。 「奏恵、今日はごめんね。私から電話しようと思ってたのに。何かあった?」 この声の暗さ… 何かあったな。 ───ほら、私は鈍くなんかないでしょ?