年上幼なじみに恋をした




「っ!宇海…」



ずっと自分の世界に飛んでいた俺は、宇海の声で我に返った。



「さっきからぼーっとしちゃってさ……この問題!教えて?」



宇海は拗ねたように言った後、手に持っているシャーペンでノートを突いた。



今は夏休みで、宇海の部屋で勉強を教えてやってたんだ。