「景品も目的だったしな。この遊園地、宇海が好きそうだろ?」 蓮くんに手渡されたチケットをじっと見る。 お化け屋敷がすごく怖いって評判の遊園地。 蓮くん……私の好きなもの知っててくれたんだ。 嬉しくて胸の奥がじわっと温かくなった。 「ありがとう!すごく嬉しい」