……っ!?



いきなり何言ってんの蓮くん!!



「し、しないよ!学校だか──んっ!」



私がダメって言う前に降ってきた優しいキス。



「もうしちゃった」



そう言って笑う蓮くんを軽く叩きながらも、愛しく思った。



「いい文化祭だったよ。蓮くんのおかげで」



スピーカーから聞こえる声も無視して私達はもう1度キスをした。



素敵な思い出になったよ。



──…蓮くんのおかげで。