こんなに破けてたらもう、直せないだろうし… 私だけ制服で接客でいいかな? 迷惑は掛けたくないから。 「どうする?私のメイド服貸そうか?」 「えっ!悪いよ。ダメダメ!」 奏恵の気持ちは有り難いけど、奏恵のメイド服を借りるわけにはいかない。 「制服をアレンジして着てみるっ!」 だからきっと大丈夫! 私がニコッと微笑んで見せると、奏恵もようやく笑ってくれた。 「じゃあ、午前中は文化祭を満喫しよっか!」