1着のメイド服だけが破かれている。 それはもう、使い物にならないくらいに。 そのメイド服を手に取り、よく見ると…… 「……私の…?」 メイド服には“UMI”のように名前を刺繍してくれていた。 その“UMI”が刺繍されているメイド服が破かれてる…… 「誰なの?こんなひどいこと…」 クラスの子がポツリと呟いて、また騒がしくなる。 ……どうしよう、雰囲気がすごく悪くなってる。